がん検診費助成
解説
◆助成対象者◆
受検当日現在、満30歳以上の組合員及びその被扶養者。 |
受検年度の4月1日現在、満30歳以上の任意継続組合員。(※) 任意継続組合員の被扶養者は助成対象外です。 |
◆助成金額◆
検診1項目につき上限5,000円
※ただし2023年3月31日以前に受検したがん検診費は、検診1項目につき上限3,500円
◆助成回数◆
検診1項目につき年度内1回のみ
◆助成対象となるもの◆
次の5つの検診のうち、いずれかに該当する場合は助成対象となります。
健康増進法に基づき、市区町村で実施されているがん検診も助成対象です。
項目 | 検査内容 |
---|---|
胃がん | 胃X線(バリウム) 胃内視鏡(胃カメラ) ※ただし、人間ドックと同時に受検した胃X線(バリウム)、胃内視鏡(胃カメラ)を除く |
子宮がん | 頸部細胞診、体部細胞診 |
乳がん | マンモグラフィ、乳腺エコー、これらと同時に実施した視触診 |
肺がん | 胸部X線、胸部CT検査、喀痰細胞診 |
大腸がん | 大腸内視鏡、便潜血 |
(※)1項目につき、年度内に1回を上限として助成します。
◆助成対象外となるもの◆
- がん検診の検査を保険診療(組合員証等を提示して2割~3割)で受検した場合
- 医療機関独自の複数のがん検診がセットされたメニューのため、それぞれの検診にかかる費用が明確にわからない場合
- 人間ドック検診において、医療機関が定めた基本項目に含まれるがん検診を受診した場合
(参考)人間ドック受診者のがん検診助成対象一覧
胃がん 子宮がん 乳がん 肺がん 大腸がん 一般検診 × ○(※) ○(※) ○ ○ (※)こちらの病院で会社申込みの組合員人間ドックと同時にオプション(別料金として自己負担)で受検した婦人科がん検診(子宮がん・乳がん)は、がん検診費として助成が可能です。
記載の病院以外で組合員人間ドックと同時に婦人科がん検診(子宮がん・乳がん)を受検した場合は、助成対象外となる可能性があります。(すでに人間ドック検診費として窓口で助成済みのため。)
請求手続
◆手続の流れ◆
- 手順① 自費でがん検診を受検
- 手順② 請求書に必要事項を記入
- 手順③ 請求書と領収書の原本を共済センター助成担当宛て郵送
◆提出書類◆
◆検診費助成の送金スケジュール◆
こちらをご覧ください。
請求期限
受検日から2年です(共済センター必着)。
請求期限を過ぎて共済センターに到着した請求書による請求は助成対象外となります。
よくある質問
Q1
がん検診の助成対象となる検査、対象とならない検査を教えてください。
A1
対象となる検査
検査 | 対象 |
---|---|
胃がん | 胃X線検査(胃バリウム) 胃内視鏡(胃カメラ) ※ただし、人間ドックと同時に受検した胃X線(バリウム)、胃内視鏡(胃カメラ)は助成対象外 |
子宮がん | 頸部細胞診 体部細胞診 |
乳がん | マンモグラフィ 乳腺エコー これらと同時に実施した視触診 |
肺がん | 胸部X線 胸部CT 喀痰細胞診 |
大腸がん | 大腸内視鏡 便潜血 |
対象とならない検査
検査 | 対象外 | |
---|---|---|
胃がん | ピロリ菌検査 ABC検診 |
人間ドックに含まれる以下の検査(コース料金に含まれるため。) ア 胃X線、イ 胃内視鏡、ウ 胸部X線、エ 胸部CT、オ 便潜血、カ 大腸内視鏡、キ 子宮頸・体部細胞診、ク マンモグラフィ、ケ 乳腺エコー 腫瘍マーカー、PET検査、郵送によるがん検診 Q2もご参照ください。 |
子宮がん | 経膣超音波 HPV検査 |
|
乳がん | 単独で実施した視触診 | |
肺がん | ||
大腸がん |
※ただし、人間ドックコースにオプションとして追加したものは助成対象です(Q2もご参照ください。)。
例:人間ドック料金:44,000円
胸部CT検査 :11,000円←がん検診費等助成の対象
Q2
人間ドックと同時に実施したがん検診を受検した場合、がん検診の助成対象ですか。
A2
人間ドックとは別に料金を支払い、各々の検査項目の料金が明確であるがん検診(人間ドックのコースの一部ではないもの)のみ助成対象です。
※レディースドックなど、人間ドックとがん検診をセットにして料金を設定している場合は人間ドック検診費として助成しているためがん検診助成の対象外です。
※組合員で会社の人間ドックを受診した方のうち、婦人科コースとして受検した「子宮がん検査」及び「乳がん検査」も人間ドック検診費として助成しているためがん検診助成の対象外です。
手続要領(がん検診費等請求書の表紙)も併せてご確認ください。
Q3
人間ドックの胃がん検診で、胃X線を胃カメラに変更した場合や、肺がん検診で胸部X線検査を胸部CTに変更した場合に生じる追加料金は、がん検診にかかった費用として請求できますか。
A3
人間ドックに含まれている検診を変更した際に生じる追加料金は、がん検診の助成対象外です。
Q4
子宮頸部細胞診とマンモグラフィがセットになっているがん検診を受検しました。それぞれの検査項目の料金が不明ですが、がん検診にかかった費用として請求できますか。
A4
各々の検査項目の料金が不明である場合は、原則として助成対象外です。
ただし、各々の検査項目単独で受検した場合の料金が明確であるときは、計算して助成します。
例)
子宮頸部細胞診とマンモグラフィがセットで4,000円
子宮頸部細胞診の単独料金が2,000円
マンモグラフィの単独料金が3,000円の場合
子宮頸部細胞診とマンモグラフィの料金の比が2:3なので、セット料金の2/5の1,600円を子宮頸部細胞診、3/5の2,400円をマンモグラフィの料金として助成します。
Q5
2023年3月に大腸がん検診を受検し、5,500円を支払い、請求手続きを2023年4月以降に行いました。この場合、検診1項目につき上限5,000円が助成されますか。
A5
2023年3月31日以前に受検されているため、上限3,500円が助成されます。